2004年05月24日

2004-05-24

■ 中目黒のガスタンク前で、愛を叫ぶ


各々方御覚悟はよろしいか


 「ハーラン・エリスンは最強伝説黒沢のパクリ」っつーフレーズまで考えて、あまりの不毛さにウンザリしてきた。まあいいや、本題。小説は読んでないんですが漫画は読んだんですよ。「セカ、ぶ」("セカチュー"だと何を指すのか分からんので、分かるように省略)。で、あらすじは小説と漫画版とほとんど同じらしいので、それを前提にしたヨタ話。


 まず思ったことは、「セカ、ぶ」を批判する人達というのは、娯楽に対してもある程度以上に"知性"を信用している人達なんだろうなあ、と。別に「セカ、ぶ」に知性が無いということではなく、受け手に知的な驚きや新たな発見を提供するわけでは無いという意味。さらにいいかえると、条件反射的・生理的に訴えかける方法論(せせこましさ?)が嫌い、というかつまらないんだと感じているはずで、これは「萌え(この言葉大嫌いなんだけど、まあそれは置いといて)が理解できない」というのにも共通する感覚なんだと思う。
 もちろんこれは程度問題に過ぎなくて、理性のみで物語と相対する人はまず居ない。どちらかというと受け手のスタンスの問題であって、受け手本人のリテラシーの問題に全てを還元するのはおかしい。「絶対的につまらないものを楽しんでいる人達は、なぜもっと面白いものを見ようとしないのか」という趣旨のことをよく言われるんだけれど、それは本質的に求めている方向性が違いすぎるということだろう(もちろんリテラシーの問題もあるだろうけど)。
 僕自身は、物語に刹那的な快楽以上の物を求めはするけれども、生理的な快感を追求することに肯定的(アニメの作画がどうたらとか言い出すしな)だし、そもそもベタな純愛話はそれなりに好きなので、「セカ、ぶ」に対しても別に悪い印象は抱かなかったし、それなりに面白いとも思った。だけど、みんながみんな「面白かった感動した泣いた」と言い出して批判も出てこないような環境には耐えられないだろうなあ。

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